Daddy, Brother, Lover, Little Boy / Lean Into It / Mr. Big (1991) の歌詞について

If you're a red hot fire cracker

君がいまにも破裂しそうっていうなら

I will light your fuse

僕が火をつけてあげる

If you cry like a little girl

子どもみたいに泣いてたら

I'll dry your baby blues

その涙をぬぐってあげる

When you need a man of action

グイグイ引っ張ってっていうなら

I'm ready to make my move

準備はOKさ

Like a shotgun shot, Johnny on the spot

今にも暴発しそうなショットガンみたいに 

そばに控える従者のように

There's nothing I can't do

僕にできないことなんてないよ

Everything you're looking for

君が望むなら何だって

You can find in me

僕がかなえてあげる

I'll be anything you want

君のためなら 何にでもなれる

Anyone you need

どんな人間にでもなれる

I'll be your daddy, your brother, your lover and

君のパパにだって 兄貴にだって 恋人にだって 

your little boy

かわいい坊やにだってなれるよ

 

 どうしてもエリック・マーティンが思い浮かぶので、甘めの言葉遣いになってしまうが、本当にこんな男がいたら、女性は惹かれるのだろうか。人は一番望むものを最後に言う、とも言われる。女性のどんなわがままも聞いてあげるといいながら、実は自分が子どものように甘えたい、という願望を歌った曲なのではあるまいか。

 それはともかく、この曲はハードロックというジャンルの、アルバム1曲目という属性において、ひとつの完成形ではないかと思う。タイトルにしまりがないのが玉に瑕か。カラオケで歌うと最初のシャウトと、最後の「あ~びぃ~よ~え~びぃ~し~~~ん」を歌うタイミングが難しかった、という思い出がある。これもおとうさんとはあまり関係がないですね。邦題『僕はきみのすべて』。

 

今週のお題「おとうさん」

Daddy's Car / Life / The Cardigans (1995) の歌詞について

We took off that sunny day

ある晴れた日 出かけることにしたの

packed our things and went away

荷物をカバンにつめて 家を出たの

me and friends in daddy's car

友だちと一緒に パパの車で

to find out how summers are

夏を思い切り味わいたくて

found a card to send from wherever we went

行く先々で絵葉書を買ったわ

From Luxembourg to Rome

ルクセンブルクからローマ

from Berlin to the moon

ベルリンから月へ

from Paris to Lausanne

パリからローザンヌ

from Athens to the sun

アテネから太陽まで

our car became a spacecraft

パパの車は宇宙船

flashing through the world

光の速さで飛び回る

crashed down in Amsterdam

アムステルダムに墜落するまで

 

ヨーロッパの国々って陸続きなんだなあ、としみじみ思う。地面がそのまま月や太陽にまでつながっていそうなこの感覚は、島国に住む者には分かりにくいものなのかもしれない。領土の拡張とか国の発展に対する根本的な考え方にも、もしかすると影響を与えているのかもしれない。おとうさんとはあまり関係ないですね。こういう曲は地名を入れ替えたりして、ライブでやると受けるのでしょうか。邦題『パパの車で』。

 

今週のお題「おとうさん」

Somebody Put Something In My Drink / Hate Crew Deathroll / Children Of Bodom (2003) の歌詞について

Another night out on the street

こないだの晩 いつもの店で

Stopping for my usual seat

いつもの席に腰を下ろして

Bartender,Oh please

マスターに頼んだんだ

Vodka and tonic's my favorite drink

ウォッカトニックが大好きでね

I don't like anything colored pink

ピンク色とか 派手なのは苦手なんだ

That just stinks...it's not for me

鼻につくんだ 俺はごめんだね

It feels like...

なんだか

Somebody ..

誰かが

Put Something..

何かを入れやがった

Somebody put something in my drink

誰かが俺の酒になんか盛りやがった

Blurred vision and dirty thoughts

目がかすむし 頭が妙な感じだし

Feel out of place, very distraugh

ここにいちゃいけないみたいだ どうかしちまったみたいだ

 

「家で飲む」というお題ながら、それらしい曲が見あたらなかったので、堂々と「店で飲む」歌である。"something"とはこちらによると、LSDのことらしい。原曲はラモーンズだそうだが、私はこのCOBバージョンでしか知らない。しかしこの”somebody”ってマスターのこととしか思えないんだが。邦題『異物混入』。

 

今週のお題「家で飲む」

Still Hunter / Sunrise To Sundown / Spiritual Beggars (2016) の歌詞について

Excuse me, miss

ちょっとよろしいですか お嬢さん

I hate to bother you this way

こんなふうにご迷惑をおかけするつもりはなかったのですが

I’d really appreciate if you could hear me out

お話を聴いてくださるだけでいいんです

You don’t know me

初めてお目にかかります

Don’t know my name

名前もご存じないでしょう

But I can’t lie so you

でも嘘はつきたくないんです

This is not your kind of game

こんなやり方はお好きでないのもわかります

I’ve been watching you everyday

毎日あなたのことを見ていました

For a year or more

一年以上もずっと

Well, I’ve been watchin’ you, watchin’ you

あなたのことをじっと見ていたのです 見つめていたのです

I know it ain’t right, but I can’t let it go

こんなの間違ってるのはわかってます でもどうしようもないんです

Have mercy on me

どうかお許しください

I’ve got you, got you under my skin

あなたはもう私の一部になってしまったのです

 

こうして日本語にすると超怖いけど、曲はかっこいいんですよ、本当に。ぜひ聴いてみてください。損はさせません。邦題『寡黙な恋の狩人』。

 

Secrets / Diver Down / Van Halen (1982) の歌詞について

She ain't waiting til she gets older,

大人になるまでなんて 待っていられない

Her feet are making tracks in the winter snow,

雪の中に足跡を残し

She got a rainbow that touches her shoulder,

肩に虹をまとって

She be headed where the thunder rolls,

雷鳴の轟く方へ

Ah,ah,ah

She got rhythm,

あの娘はリズムを刻んでいた

Got that rhythm,of the road

道を歩きながら リズムを刻んでいた

Ah,ah,ah


She get crazy,

あの娘はイカれてる

Woman get crazy if she cant go

女ってのは 抑えこまれると おかしくなっちまうもんさ

Ah but ah,she just looking good.

でもマジでいい女なんだ

She comes like the secret wind

静かな風とともに現われて

Shes as strong as the mountains,walks tall as a tree.

山のようにたくましく 歩く姿はひょろ長い木みたいだ

She been there before,she'll never give in,

前に見た時と変わらない 決してくじけたりしない

She'll be gone tomorrow like the silent breeze.

明日にはどこかに行ってしまうだろう 静かなそよ風のように

 

デイヴ・リー・ロスにしてはずいぶんちゃんとした詩っぽい詩だなあと思ったら、こちらによると、グリーティングカードに書かれていた、アメリカン・インディアンの詩が元になっているとのこと。

B'z目当てで買ったBURRN!6月号のデイヴ回顧記事がすばらしく、最近はヴァン・ヘイレンばかり聴いている。かつて「『嫌なことは全部忘れろ』という考えかたを具現化したパーティー・ロックンロール」の頂点に立ち、「グランジが音楽の楽しさまで全部奪ってしまった」後、落ち目になっても「カリフォルニア州と同じくらい大きな手と大きな笑顔を差し出してくれ」る、「ヴィンス・ニールなどとは比較することは出来ないほど鋭く、知識が豊富で、機知に富み、賢明」な常人離れしたショウ・ビジネスの権化のような男の姿が、敬意と畏怖とノスタルジーと、そして友だちには決してなれない、心を通い合わせることのできない遠い存在を見つめる冷めた視線をもって、見事に描かれている。

音楽ビジネスの世界は、生物進化に似ているなあと常々思う。ニッチを求めて細分化を繰り返したり、突然変異が生まれて勢力を広めたり、環境の変化についていけずに衰えたり絶滅したり。B'zも自らを揶揄するかのように「Dinosaur」なんてアルバムを出したけど、いまだに一線で頑張っている彼らとデイヴの違いはなんだったんだろう。ある種の過剰適応だったのだろうか。

ちなみに、昔Kerrang!で読んだ話に、デイブがいつも5~6時間くらい遅刻してしまうので、なんでだろうと思ったら腕時計を上下逆にはめていた、というのがあった。本当かどうかはともかく、心温まるエピソードである。

 邦題『静かな風』。

 

今週のお題「アイドルをつづる」

Satellite 15...The Final Frontier / The Final Frontier / Iron Maiden (2010) の歌詞について

If I could survive to live one more time

もしこの試練を生き抜いて 人生をやり直せるとしても

I wouldn't be changing a thing at all

俺は何ひとつ変えたいとは思わないね

Do more in my life than some do in ten

そして他のやつらより 10倍以上充実した人生を生きてやる

I'd go back and do it all over again

同じ場所で 同じことをいちから繰り返すつもりさ

 

For I have lived my life to the full

なぜって俺はただ 自分の人生をめいっぱい生きてきたからさ

I have no regrets

後悔なんて何ひとつないね

But I wish I could talk to my family and tell them

ただ唯一の望みは 家族にもう一度会いたいってことだけさ

that one last goodbye

さよならを言うためにね

 

かっこいいっすね。30年以上第一線でやってきたからこそ、こういうことが歌えるのでしょうか。パート1は宇宙空間で遭難した人のモノローグになっているので、このパート2はその状況を歌っているのだろうけど、どうしてもブルース・ディッキンソンの矜持と野望を歌っているように思えてしまう。邦題『前人未到』。

 

Seven Impossible Days / Raw Like Sushi III / Mr. Big (1994) の歌詞について

Sunday Morning out of my mind

日曜の朝は冷静でいられなかったんだ

Feel like it's going to waste

時間の無駄だよね

Monday morning I'll never find

月曜の朝は

someone with strength to betray

なんでも相談できる人が 周りにいなかったんだ

Friday morning got thru the grind

金曜の朝は仕事でぐったり

Find me a woman who lays

ありえないような7種類の手管で

my head to bed in seven impossible ways

僕をぐっすり眠らせてくれる女の人が どこかにいないかなあ

People are walking, leaving behind

僕らは歩き続ける

someone who wants them to stay

すがりつく手を振り切って

Everyone's talking out of their mind

自分が何を言ってるか 誰もわかっちゃいない

See that thay gone, afraid that they coming to stay

立ち去る背中を見送って 戻ってくんなよって念じながら

 25 years, Seven Impossible Days

25年も生きてるけど ありえない7日間だったよ

 

ライブアルバムまで買う余裕がなく、エアチェックしてテープでよく聴いていた。一番勢いがあったころの曲ですね。ウィキペディアによると「レコード会社からやり直しを命じられたことにポールがショックを受けたことを歌にしたもの」だそうだ。後半は自信がない。内容は一週間にはだいぶ足りないけど、まあよしとしましょう。邦題『ぼくの7日間戦争』。

 

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」