Summerland / Gretchen Goes To Nebraska / King's X (1989) の歌詞について

Summerland in my past

永遠の夏の思い出

Days were full and I knew it would last

すべてが満たされていた それがずっと続くと思っていた

I never thought there was anything else but you

その時 僕には君しか見えなかった

(Summerland)

永遠の夏

The wind is getting cold

風が冷たくなってきたね

(Summerland)

永遠の夏

You're finally getting old

君も年を取ったね

 

手持ちの曲では夏というと、「太陽と海と女の子でハッピー」かノスタルジーがほとんどである。これは種類としては後者がだが、妙に詩的で曲調とともに印象深いので取り上げてみた。最後の一行は難しい。おそらく相手は女性だと思うが、なんて言ってやればいいのだろう。「君もふけたね」「皺が増えたね」とかいろいろ考えたんだけど。ストレートすぎるでしょうか。邦題『永遠の夏』。

 

今週のお題「夏休み」

#1090 [千夢一夜] / 華 / 松本孝弘 (2002) の語りについて

现在开始 该往何处

さあ始めましょう どこに向えばいいの?

为什么? 非做不可的事吗?

なぜ? どうしてもしなければならないことなの?

为什么? 没有实现的梦想

なぜ? 叶えられなかった夢

是的 你知道 你一定有实现这个梦想的力量

そう、あなたは分かってる この夢をかなえる力が自分にはきっとあるってことが

走吧 越过海 把这个 1090 举向天空

行きなさい 海を超えて その1090を 空に掲げて

 

十数年前、中国語の勉強を始めた直後、先生にこの曲を聴いてもらい、ディクテーションしてもらったこの語りを、必死で暗記し、今でも一語一句覚えている。

曲はミュージックステーションエンディングテーマの別バーション。声は松ちゃんと競演している二胡奏者チェン・ミンさんとのこと。1090とは松ちゃんのギターのシリアルナンバーらしい。ギターで夢をかなえた本人のことを語っているのだろうか。一生聴き続けるであろう曲のひとつである。

今週のお題「空の写真」と先週のお題「海」をいっしょにしてみた。

洋楽でも歌詞でもないが、まあそこはそれ。

Too Young To Fall In Love / Shout At The Devil / Mötley Crüe (1983) の歌詞について

You say our love

「まるでダイナマイトだわ」

Is like dynamite

とお前は言う

Open your eyes

目を開けてみなよ

it's like fire and ice

炎と氷がいっしょになったみたいだ

Well you're killing me

もう死んじまいそうだ

Your love's a guillotine

ギロチンにかけられてるみたいだよ

Why don't you just set me free

もう勘弁してくれよ


Too young to fall in love

恋に落ちるにゃ まだ早い

Well I'm too young

おれにはまだ早すぎるんだ

 

真剣に吟味するような歌詞ではないけれど、単語のチョイスがちょっと日本人の感覚とは違うので、なかなか味わい深いものがある。邦題『恋をするには早すぎる』。

 

Ugly / Rats / Sass Jordan (1994) の歌詞について

Some dogs got big eyes

目の大きい犬もいれば

And some got dirty hair

汚い毛並みの犬もいる

And some dogs are the type

ぴったりハマる犬もいる

Your Mama said, "Don't care"

あんたのママが言ってたね「気にしなさんな」って

Dirty is my style

まっとうなやり方は わたしの趣味じゃない

And I like my oil crude

荒っぽいのが好き

You are the ugliest thing I've ever seen

あんたみたいなブ男 見たことないけど

And I think I love you

惚れちゃったんだよね

 

「猿にも目があるし 喋りもする 誰も教えたわけじゃないのに」と、この曲には犬だけじゃなくて猿も出てくる。アルバムタイトルはネズミである。動物が出てくる曲にはなんか惹かれてしまう。"oil crude" の意味が分からなかった。性的な意味ではない感じがするのだが。邦題『ブ男』。

Embody The Invisible / Colony / In Flames (1996) の歌詞について

I demand nothing, but I want it all

何も求めてなんかいない だがすべてが欲しい

what privilege do we have under the sun,

この世界で王様のようにふるまう

that gives us the right to the throne?

そんな権利が おれたちにあるっていうのか

 

species come and go, but the earth stands forever fast

多くの種が生まれては消えていく だが大地はゆるぎない 

all river runs towards the sea, but the sea is never full

すべての水は海にそそぐ だが海の水はあふれたりしない

 

to discover the loneliness and be too proud to show the wounds

傷ついたことを知られたくなくて ひとりになりたくて

will forever wander alone through the years

何年も いつまでも さまよい続ける

 

but I won't let you near

おれに構わないでくれ

begging for you to understand

わかって欲しいんだ

the fear that lives in my soul

おれの魂に巣食う恐怖を

which is an untouched spring

まだ誰も触れたことのない あふれるような恐れを

 

read, what is written on the silent mouth

読み取ってくれ 開かれることのない唇に書かれた文字を

what is written in the soul

魂に刻まれたその言葉を

for which is written in the shining silence

闇を照らす沈黙の中 紡がれた言葉だから

we all have to read

すべての人に 読まれなくてはならない言葉だから

 

デスメタルには暴力や邪悪さなどの負のイメージが付きまとうものだが、デスメタルによってしか表現できない、暗闇と絶望に光が差すような、ある種の美しさがあるように思うことがある。この曲はそんな感じがしたので、ちょっとそんな風に訳してみた。なんだか物悲しいのである。邦題は難しいな。『魂に刻まれた言葉』だろうか。

Any Colour You Like / The Dark Side Of The Moon / Pink Floyd (1973) のタイトルについて

珍しく今週のお題にぴったりの曲を見つけたと思ったらインストだった。ピンク・フロイドは全然詳しくないのだけれど、 こちらで引用されているロジャー・ウォーターズのインタビューによると、このタイトルのフレーズの後は”they're all blue"と続き、お望みのままと言いながら実は選択肢などないことを意味しているらしい。邦題『望みの色を』。

 

今週のお題「わたしの好きな色」

Daddy, Brother, Lover, Little Boy / Lean Into It / Mr. Big (1991) の歌詞について

If you're a red hot fire cracker

君がいまにも破裂しそうっていうなら

I will light your fuse

僕が火をつけてあげる

If you cry like a little girl

子どもみたいに泣いてたら

I'll dry your baby blues

その涙をぬぐってあげる

When you need a man of action

グイグイ引っ張ってっていうなら

I'm ready to make my move

準備はOKさ

Like a shotgun shot, Johnny on the spot

今にも暴発しそうなショットガンみたいに 

そばに控える従者のように

There's nothing I can't do

僕にできないことなんてないよ

Everything you're looking for

君が望むなら何だって

You can find in me

僕がかなえてあげる

I'll be anything you want

君のためなら 何にでもなれる

Anyone you need

どんな人間にでもなれる

I'll be your daddy, your brother, your lover and

君のパパにだって 兄貴にだって 恋人にだって 

your little boy

かわいい坊やにだってなれるよ

 

 どうしてもエリック・マーティンが思い浮かぶので、甘めの言葉遣いになってしまうが、本当にこんな男がいたら、女性は惹かれるのだろうか。人は一番望むものを最後に言う、とも言われる。女性のどんなわがままも聞いてあげるといいながら、実は自分が子どものように甘えたい、という願望を歌った曲なのではあるまいか。

 それはともかく、この曲はハードロックというジャンルの、アルバム1曲目という属性において、ひとつの完成形ではないかと思う。タイトルにしまりがないのが玉に瑕か。カラオケで歌うと最初のシャウトと、最後の「あ~びぃ~よ~え~びぃ~し~~~ん」を歌うタイミングが難しかった、という思い出がある。これもおとうさんとはあまり関係がないですね。邦題『僕はきみのすべて』。

 

今週のお題「おとうさん」